静岡大学国際連携推進機構

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留学プログラム

交換留学

コメニウス大学(スロバキア)

  • 留学期間:2024年9月~2025年6月
  • 学部等:教育学部

【授業】
私は単位互換等が関係なかったので、気になる授業を沢山とりました。所属学部以外の授業もとれますが、私は専門である教育に絞りました。授業はスロバキア語で開講されるものも英語で開講されるものもあり、見様見真似でいけそうな体育と合唱だけスロバキア語開講の授業に挑戦してみました。内容はちんぷんかんぷんでしたが、現地の友達ができたのはその2つでしたし、先生や学生も何かと気にかけて優しくしてくれありがたかったです。先生の話が理解できないことで何度も休講や課題の情報難民になって困りましたが、助けてくれる友達のおかげで乗り越えることができ、その分思い出深い授業になりました。体育では日本の相撲やラジオ体操を紹介したり(ラジオ体操は長すぎて途中で止められた)、合唱ではクリスマスコンサートで披露して伴奏までしたりしました(歌詞の意味は最後までわからず歌った)。他には、英語のスピーキングやライティングの授業、教育法などについての授業を受けました。学生の発言量や主張の仕方など、授業内容以外にも日本とは異なることが多く面白かったです。

【住居】
寮は、今までも住んだどこよりも、そしておそらくこれから住むどこよりもおんぼろです。ここに住めたのならこの先きっとどこでも大丈夫、そんな自信をくれる寮でした。そして、お値段適正の破格です。一人暮らしで十分な1部屋に3人で住むため、ベッド3台と机3台を置いたら埋まります。隣の部屋で電話をしている声も、その電話の相手の声も聞こえる壁の薄さです。夜中に隣の部屋がうるさいと壁をトントンしたりされたりします。シャワー・トイレ、キッチン、ランドリーは共用です。シャワー・キッチン・ランドリーは良いタイミングで行くと埋まっていてすぐに使えないことがあります。シャワーは水圧もあるしちゃんとお湯も出るので使い心地は良かったです。
しかし、ここで私が伝えたいのはそのおんぼろさではなく、そんな寮でも帰ってくると落ち着くし、旅行に行けば恋しい我が家になるということです。生活の工夫や気持ちの持ち方でいくらでも、住めば都に出来ます。これまでも今も沢山の学生が住んでいるところで、自分が住めないことはありません。
ルームメイトは私の場合、一緒に来た日本人留学生と2期連続でジョージア出身の女の子でした。ルームメイト間でのトラブルは正直よく聞きましたが、私はルームメイトに恵まれ10ヶ月楽しく過ごすことができました。上手くやるには、言いたいことはとげがないよう言うことと、思いやりを持つことだと個人的には思います。そして、どうしても合わないときは相談して部屋を変えて貰うことも出来るので溜めすぎないことです。

【食事】
外食すると日本の倍くらいはかかるので、普段は自炊をしていました。日本人留学生は自然と簡単で安いパスタばかりを食べるようになります(青い箱に入ったBarillaのパスタ)。途中でルームメイトとお金を出し合い電子レンジを買ったのですが、これによって私たちの自炊ハードルが一気に下がり、レンジだけで作れるおかずを作りご飯を炊いて食べることが多かったです。日本食レストランのまかないで頂く唐揚げや白米もとても重宝していました。寮にいる日本人で集まってご飯を作り食べることもありました。寮の食堂のご飯は安く1日2回まで食べられますが、私はほとんど行きませんでした。寮の隣にあるスーパーには足繁く通い、アプリでポイントまで集めて特典を貰っていたほどです。

【気候】
スロバキアに来た当初は半端なく気候が荒れており、しばらく要らないと思っていたヒートテックをスーツケースから引っ張り出すほど寒かったです。ダウンはこちらで買い足しました。冬は雪が降ることもあり、静岡県民の私にとっては初めて雪と過ごす冬で嬉しかったのも束の間、すぐに寮からバス停までの近道が雪だと使えない不便さに気付きました。本当に寒いのですが、その分建物の中は暖房設備がどこも機能していて温かかっため、意外と生きられます。おんぼろ寮も暖房はしっかりしており、部屋にいるときは半袖でもいいくらいでした。冬が明けてからはとても過ごしやすく、大好きな日本の春が続く感じでとても気持ちが良かったです。

【文化の違い】
犬好きが多い:バスやトラム、お店にも犬を連れて来ることができます。かわいいです。
たばこ:路上喫煙や落ちている吸い殻が多く初めは驚きました。
祝日は本当の休み:祝日はスーパーを含めお店が閉まります。飢えないように前日までに食べ物を買っておく必要があります。
イベントが本物:日本と比べるとハロウィンやクリスマスにかける気合いが違います。街から様子が変わるため出かけるのも楽しくなります。
傘:雨でもみなさんほとんど傘をさしません。普通に濡れてます。
挨拶:お店に入る時お客さんから挨拶をします。エレベーターでも、乗ってきた人が先に乗っていた人に挨拶をします。フランクで好きです。
授業は来れば偉い:始業時間を過ぎてから来る学生が日本より多めです。
信号より車がいるかが大事:渡れるときに渡ります。

【現地での生活環境・街並み等】
 スロバキアは一年以内の留学だとワーキングホリデービザを取得し渡航することになるため、合法的にアルバイトをすることが出来ます。日本食レストランもいくつかあり、私はその中の1つであるラーメン屋さんで働いていました。こちらにいる日本人留学生の半分以上は日本食店でバイトをしており、毎期ごと留学生同士で引き継いだり紹介し合ったりしていました。現地でアルバイトをすることの良さは、なんと言ってもそこに住む人と関わって実際の文化に触れることができ、コミュニケーションを取れることです。多くの人がラーメンの汁まで飲み干したり、飲み物に炭酸水を選んだり、愛犬と一緒に食事をしたり、細かい注文が多めだったりなどなど、働いているからこそわかる文化の違いを何度も目の当たりにしました。また、一緒に働く人も多国籍で接客も英語を使っていたので英語の上達にも繋がったと思います。しかし、まさか自分がスロバキアで白湯のスープを絞り、白湯とチキンの香りを全身に纏うとは思ってもみなかったです。良い経験をしました。
 また、私はスロバキア語を話すことは出来ませんが、生活で困ることはほとんどありませんでした。若い人は基本英語を話せますし、翻訳アプリを使ったりジェスチャーを使ったりとなんとかなる場面が多かったです。英語に関しては元々そこまで自信は無かったのですが、授業やアルバイト、現地の友達、週一回のイングリッシュトークで多少は伸びたと思ってます。イングリッシュトークは週に一回寮の一室で開催されており、多国籍な学生といろいろなテーマで話すことができるのでとてもおすすめです。日本人というと喜んでくれると思うのでぜひ行ってみて下さい。(この団体です:https://www.instagram.com/inlife_bratislava?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==)

【今後の課題】
 まずは、英語を使う機会を日本でも持ち続けられるようにしたいと思っています。言語はやはり使わなければ伸びないので、帰国後も英語を学び続けスキルを向上させることが目標です。スロバキアでできた友人とも連絡を取り続けたいと思っています。
そして、留学で学んだこと、感じたこと、成果などを忘れる前にまとめたいです。私は、留学当初から日記を続けており、起こった出来事や考えたことを沢山書きとどめてきました。毎月のまとめや半期での振り返りも時間をかけて行ってきました。しかし、留学後半になるにつれて慣れが出て、これを日記や報告書に書こうと思う瞬間がとても少なくなったように思います。初めてだから気づけることやその場にいるからこそ考えることが沢山あるとわかったので、この留学でのことも記憶が新しいうちにきちんとまとめたいです。実際にこの報告書も帰国が迫っているスロバキアで書いています。報告書ではまとめきれないくらいの学びや気づきも数えきれないほどあります。帰国後の報告会では、支えてくださった人にそれらをしっかりと伝えられるよう、この10ヶ月を自分の言葉で話せるようにし、応援して良かったと思っていただけるよう努力していきます。

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