留学期間 :2023年9月~2024年6月
学 部 等 :法学部社会経済科学部
【授業】
特に大した不自由なく、国際法や国際関係論、スロバキア語などの多様な科目を履修し、無事に合格することができた。留学生向けの科目は基本的に授業がすべて英語で行われるので、言語のせいで授業が理解できない心配はなかった。教師たちは基本的に親切で、留学生相手には多少緩く対応してくれるイメージ。教師のレベルも科目によっては高く、また、日本とは違ってもっと積極的で対話式の授業形態の科目が多かった。履修できる科目の種類も幅広く、多様な学びを受けることができた。
【住居】
住居に関しては、学生寮に住んでいたので特に不自由はなった。家賃も三人部屋で一ヶ月に約100ユーロと安かった。位置に関してはほとんどの学部から公共交通機関で30-40分程度しか離れておらず、また旧市街から15分程度、近くにスーパーや薬局、ジム、レストランなどがあり色々と揃っていて住みやすい。環境に関しては、他のErasmusの学生と一緒に暮らすため、多様な国や文化の人と交流する機会が多く、とてもソーシャルな環境になっている。設備に関しては、綺麗とは言わなくても、必要なものがすべて揃っているため不自由をすることは基本的にないと思う。
【食事】
食事に関しては、スロバキアの料理は芋やチーズ、肉などが多いイメージで、veganやvegetarianの人にとっては厳しいかもしれない。しかし、アジア系のレストランやファーストフード店も多く食事で不自由をすることは少ないと思う。また、学生寮では3-4ユーロで食事ができる学食があり、美味しいとは言わなくとも、食える飯が安く気楽に食べられる。さらに、寮にはピザやパスタを3-4ユーロで頼めるところもあり、そこは美味しいピザが安く食べれる。しかし、自分で料理したい人にとっては寮のキッチンは少し大変かもしれない。
【気候】
気候は5月中旬から暖かくなり始めて、9月末までは比較的温暖で住みやすい気候になっている。夏は最高で30-35℃ぐらいで暑すぎず気持ちの良い気候だと思う。冬に関しては、最低で-5℃近くがたまにあるぐらいでそこまで寒くはなった。雪は何回か降ることがあった。雨は年内を通して比較的に少なかったイメージ。
【文化の違い】
文化の違いはたくさん感じました。中でも最も強く感じたのは自由感だと思った。ヨーロッパ人の多くは世間の意見やルールをあまり気にせずに気楽に自分のやりたいことをやりながら生きている気がした。しかし、そのせいもあって、常に他人に迷惑をかけないように生活している日本人とは反対にヨーロッパ人はたまに無礼で自分勝手に思うところもあった。スロバキア人に関しては、若い世代の人たちはフレンドリーで親切な人が多かったが、年上の世代の多くは愛想が悪く、英語が話せない人が多かったイメージ。寮に住んでいると色んな文化の人と交流することができて色々学んだ。
【現地での生活環境・街並み等】
スロバキアの首都のブラチスラバは首都にしては小さく、人口も少ないように感じた。しかし、旧市街など街の中心はきれいな建物が多く、ヨーロッパっぽい建物がたくさんあった。また、ブラチスラバは昔ながらの風景を保っている旧市街とは反対にショッピングモールなどが多く、公共交通機関も充実しており現代感を感じさせるところもあった。首都もあって、住むのに必要なものはすべて揃っており、とても住みやすい街だと感じた。また、地理的な位置も優れており、ウィーンやブダペスト、プラハ、クラクフから数時間しか離れておらず、旅行をするにも適していると思った。
【今後の課題】
この留学中では色んな国や文化の人と交流し、色んな国を訪れ、たくさんの新たな経験をして、人として成長し、自分が将来どう生きたいかのイメージもつかむことができたと思う。帰国した今後の課題は、この過去10か月間で学んだこと、新に手に入れた自分を見失わないように生きていきたいと思う。この留学中に知り合った人、得た経験はきっとこれからの自分の人生を大きく変えるきっかけとなったので、この貴重な経験を無駄にしないように気を付けながら今後生活したいと思う。