【授業】
最初に気づいた点は授業体制の違いです。一学期における履修上限科目数が五つですが、一つの科目につき、一周あたりの授業時間は静岡大学に比べて5倍でした。試験の評価は中間や期末試験に加え、定期的なTutorialや実習課題、または演習課題といった総合的な評価方法が適応されていました。その上、特に「AIや機械学習」科目の期末試験がいわゆる、オープンボックという教材やノートの持ち込みを許可する試験であり、そこで学生が個人で用意してきた「ノート」の完全性によって加点されるという試験体制でした。交換留学が終えて現に、静岡大学で同じ「機械学習」という科目を履修していますが、授業評価としてレポート課題しかありません。二つの大学で開講される同じ科目を履修できている経験からしますと、やはり、オンタリオ工科大学の方が大学における「学習」をより集中的に実施していると感じます。しかし、この経験も「機械学習」という同じ内容の科目に限ります。
【住居】
留学先大学で公開されている寮やアパートに関する情報は有利でしたが、フェースボック市場で検索した結果、大学寮やアパートより半分近く安い住居を探せました。その住居のすぐ近くに警察署があり、周辺に中華街やアジアの料理店など、大学までの直行バスもあり、本当に便利でした。治安や日常需要品のアクセスまたは交通手段などが良い住居の要素であると考えます。しかし、大学の学生寮は普段のアパートより高いという点につては意外でした。
【食事】
留学中、一人だけの外食はほとんどせず、自炊していました。これは食費を抑えるためでもあり、健康的な理由もありました。留学する前からも1日に摂取するカロリーを測る習慣があって、自炊すること各食事のマクロ栄養を計測できます。食費の削減に限らず、大学内のジム施設におけるトレーニングにも役立ちます。これは使う材料が分かり、健康に向けたアプリを活用することでマクロ栄養をある程度把握できるからです。

図:作り置き準備(冷凍) 図:一食事分(チンして焼く)

図:食べ物(右上の図)のマクロ栄養成分
【気候】
留学の始まり(9月)にはまだ夏が続いていて、生活は問題なくできていました。そしてカナダの冬は日本の冬より格段に寒いため防寒衣装や冬に向けた設備については事前に買っておいたのではなくカナダについてから購入しました。しかし、雪による交通手段の不便に対しては仕方がなく、初めて経験しました。そして雪掻きなど寒い地域における日常的な行いも体験しました。この雪掻きも住居の大家さんに頼まれ、毎回25$支払われていて、作業は半時間で終えられるため、時給に換算すれば50$ほどでした。
【文化の違い】
カナダ現地の人々の積極性は高いと感じました。近所の人たちとの雰囲気は日本とほとんど似ていますが、カナダ人の方がよりオープンな人が多いです。例えば、近所の人達が普通に挨拶で止まるのではなく、「今日はどうだっだか?」、「今日の予定は?」など、親しみを深めるやり取りが一般的に行われていました。交換留学前の留学体験からすれば、それは個人の「スペース」に入るようなやり取りではないかと感じてしまいますが、そうする上で、近所の人たちと仲良くでき、場合によって助け合う(雪掻きなど)ことにつながりました。ただし、その反面、麻薬(日本では禁止されているもの)の利用が日常的に見かけられて、同居の人から勧められたのは不慮でした。
【現地での生活環境・街並み等】
お住まいは駅周辺の街にあり、徒歩10分以内の周辺ではコンビニ、スーパー、大学までの直行バス便の停留所や警察署などがありました。近所の雰囲気や治安も良かったです。右走りの交通規制、路上ではあちこち水だまりを見かけたり、バスが予定通り来なかったり、母国(ミャンマー)にいたごろを思い出しました。クリスマス時期では街中の家がほとんど飾りで照らされ、本当のクリスマス季節を体験できました。

図:クリスマス時期の住宅の飾り
【今後の課題】
留学中、日本に開催される留学生論文コンクールで「留学経験でみえた新たの課題を考える」といテーマで「技能実習生の『失踪』:日本社会に届かない苦難の声」というタイトルで小論文を出し、受賞しました。また、日本への留学を限らず、カナダへの交換留学経験をも母国の学生に向けて共有したいと考えて個人のホームページを立ち上げ、web記事の形で経験共有しています。このような交換留学中の取り組みから自己分析すると、今後の課題は日本の社会課題や留学経験の共有を中心に取り組んでいく傾向ではないかと考えます。