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静岡大学では、2024年度にJASSO（日本学生支援機構）の「海外留学支援制度」奨学金の採択を受け、「地域イノベーション創出プログラム」を立ち上げました。本プログラムは、留学期間中に勉学のみならず、現地社会で実践活動を行い（ボランティア、聞き取り調査、インターンシップなど）、帰国後に、留学で得られた経験や知見・気づきを地域社会に還元することを目的としています。

「留学前の事前研修にあたる全学教育科目『グローバル探求演習』では、静岡大学が連携する企業や地域から実務家を招いて、イノベーションについての実践例・静岡が抱える課題の解説などを受けるとともに、学生のグループワークに伴走して指導を受け、地域課題の意識を明確にもって渡航します。留学先では奨学金を受けながら、地域課題に関連した実践活動を行い、留学先と日本との比較をするなかで新しい気づきを得て帰国。
帰国後には、各グループで地域課題に対する斬新な視点からの解決提案を作成、一般公開で最終発表会を実施します。発表会には、大学が連携する企業や地域も参加し、地域の抱える課題に対して幅広い議論を行います。
議論の結果は、大学のみならず企業や地域に広く共有され、実務家の方々が日々直面する課題の解決に役立てていただくことを目指しています。一方、このプロジェクトに参加する学生たちは、自分たちが海外で得てきた知見や体験を社会に還元する感触を得るとともに、発表会の議論のなかから自身の将来に向けた新たな目標を設定します。

このような本プログラムの構成がJASSOから評価され、2024年度の「事前・事後研修の好事例」に選定されています。
本プログラムの全体概要は以下のとおりです。
なお、半年から1年間の交換留学プログラムを対象とするコースも前述のJASSO海外留学支援制度の採択を受けており、派遣学生は同様に事前・事後研修、実践活動を行い、留学期間中奨学金を受給します

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プログラム参加者：本学学生で、2024年8月にマレーシアおよびベトナムに短期留学する11名（インテンシブコース）および、2024年8月以降に交換留学する20名（交換留学コース）
（１）事前研修（留学前）－　全学教育科目『グローバル探求演習』として実施。
　　　実施期間：令和６年5月31日（木）～7月4日（木）の間の木曜日の12:45～15:55。
　　　場　　所：静岡大学静岡キャンパスおよび浜松キャンパスの教室
　　　目　　的：留学目的の精鋭化および地域課題の理解
　　
（２）留学中の実践活動
　　　実施期間：インテンシブコース：8月17日～9月8日＠マラヤ大学（マレーシア）および日本企業＠ベトナム
　　　交換留学コース：世界各地の本学交換留学協定校
　　　目　　的：静岡県の地域が抱える課題（今年度は外国人材の確保と定住）について、
　　　　　　　　海外訪問先での調査などを通して新たな視点を見つける

（３）事後研修
　　　実施期間：令和6年10月10日（木）～12月12日（木）
　　　場　　所：静岡大学静岡キャンパスおよび浜松キャンパスの教室
　　　目　　的：留学を通して得られた知見・斬新なアイディアなどを結集して地域課題に対する新しい視点を提示する
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グループディスカッション　　　　　　　　　　　　企業講師によるイノベーション実践例