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静岡大学外国人留学生に静岡県内企業で高度な就業体験をしてもらい、同時に同企業への就職支援も行うインタラクティブ・インターンシップは、9月13日よりスタートし、それぞれの企業の研修スケジュールに沿って実施され、10月7日に無事終了した。
An interactive internship that allows international students from Shizuoka University to experience advanced work at a company in Shizuoka Prefecture and at the same time support employment at the company started on September 13 and it was successfully completed on October 7 after following schedule of each company.

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初日研修

静岡大学外国人留学生に静岡県内企業で高度な就業体験をしてもらい、同時に同企業への就職支援も行うインタラクティブ・インターンシップは、9月13日よりスタートした。 その初日となる研修では、企業向け異文化理解研修を行なった。
※インタラクティブ・インターンシップでは、インターンシップ初日に企業スタッフのための導入研修を行っている。日本企業のスタッフは留学生受け入れや扱いについて慣れていないので、企業スタッフの啓発を目的に初日に研修を行っている。
初日研修では異文化理解ゲームと事前レクチャーが行われる。
異文化理解ゲームでは企業担当者を中心に、総務人事、経営者、管理者にも参加を呼びかかけている。最低でも20人の参加をお願いしている。
ゲームを体験することにより異文化体験をしてもらい、インターンシップでの 外国人留学生の受け入れの意識をもってもらいためである。また、異文化理解 ゲームの後に企業担当者にインターンシップで外国人留学生を扱うために事前に気を付けてもらいたいことを40分程度レクチャーしている。
この2つの研修を行うことにより企業の担当者も留学生の気持ちや事情が体験でき留学生目線に立って企業はインターンシップを行うことが出来満足感も高まる。

中間報告会

初日研修の約1週間後に中間報告会が実施された。
中間報告会では、研修の途中経過確認と、最終報告会に向けたプログラムの修正が行われた。
※インタラクティブ・インターンシップの中で中間報告会はある意味最も重要なイベントとして位置づけられる。
最初の1週間はプログラムに沿ってインターンシップを進めるが、進めるにつれて留学生、企業のどちらかが不満や違和感を持つ場合がある。留学生、企業双方が合意して始めたものの、実際やってみないことにはわからない部分がある。プログラムが企業から留学生へインプットするだけの一方通行になっていないか、 留学生は企業担当者の進め方に不満をもっていないか。また逆に企業担当者も留学生に何か不満をもってないか、プログラムの他に研修の姿勢、遅刻、挨拶、返事、服装、メモ取り、リアクション等ビジネスマナーも含む。
中間報告会ではその問題点を炙り出し残り一週間への修正を掛けてより充実したものにしていく。

最終報告会

初日に行われた異文化理解研修の約2週間後に、最終報告会が実施された。
最終報告会では外国人留学生の発表に加え、企業評価と修了証付与も実施された。
※最終報告会はインタラクティブ・インターンシップの最後のビッグイベントである。
できるだけ多くの企業スタッフに参加していただくようにしている。留学生は当日までに発表資料を日本語で作成して IA に日本語等に問題ないかチェックを依頼しておく。
発表資料の内容はインターンシップ2週間の成果と振りかえり、企業の経営課題に対して留学生が提案をする。その他当初の目的とゴールが達成できたか、ビジネスマナーや日本企業の仕事の仕方、仕事に対する取り組み方等がわかったか等も盛り込むようにする。
留学生のプレゼンと Q.&A 後は、大学、事務局、IA 関係者から感想、講評と企業への感謝を述べ、最後に企業トップ、経営者、管理職から総評をもらう。 そして最後に留学生に対して企業から修了証を授与する。企業体験が初めての留学生にとっては、企業から修了証をもらうことは非常に満足感を得て、企業に対して感謝の気持ちを持つことになる。

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